愛すると言うこと
俺だって頑張って一生懸命やってるんだよ
押しつけがましく体内にチクチクチクチク
突き刺さって来る日差しを避けながら
しかめっ面で唾を吐く様に言い放つナゴミ
彼の表情から生気は伺えず
今にも倒れそうな表情でハアハア言っていた
彼の様に不満ばかり抱えていると
きっとこういう表情になるのだろう
眉同士がつながるくらい眉間にしわを寄せ
眩しい太陽の光が目の奥に入って来ない様に
ブルドッグの様な表情をしている
そして、その太陽の光を背中いっぱいに浴びながら
汗だくになったナゴミはこう言った
嫌いな物は嫌い、出来ないものは出来ないんだよっ!
そして、同じ光を背中いっぱいに浴びている僕は
そのエネルギーを吸収し、我がエネルギーと変え
生命力に満ち溢れていた
どうしたのかい、ナゴミくん
今や神々しい姿をしている僕は
自然の流れを全て悟っている如く
威厳たっぷりの表情で質問した
俺だって頑張ってるんだいやい!
でも…
パーマが上手い事かかるかどうか
怖くって怖くって…
ロットを握った瞬間に涙が出そうになるんだいやい!
そうですかナゴミくん…
ナゴミくんはあれかな?
パーマの事が嫌いなのかな?
ううん、本当は好きなんだけど…
好きになればなるほど失うのが怖くって…
怖いって思ってパーマに接すると
パーマもナゴミ君の事を怖がるよ
パーマの事を本当に好きになりたいんだったら
パーマがどうしようがなんだろうが
パーマを
そう
パーマの良い所も悪いところも全て
心の底から愛してあげる事が必要なんだよ
そしたら、ほら
みてごらん
パーマが笑顔でこっちにやってきたよ
うわわぁぁぁぁいい!!
ナゴミは鼻水流しながら
アホ面下げてパーマの方に走っていった
そうそう
アージュでは朝礼でこんなやり取りをよくやってます
パーマの事を愛してるから
パーマの臭いもダメージもなんとかならないかなって
ついでに自分で手入れが上手く出来て
思い通りの髪型にならないかなっていつも考えて
色んな方法でパーマもかけますけど
情熱だけが先走って○○パーマみたいなネーミングもありません
ちょっと話がそれちゃったけど
一度かけてみないと分からないアージュのパーマ
是非お試しください!!
結局宣伝になっちゃったな…
そして全く関係ないけどお店の前のユーカリ達
パーマと、ナゴミと同様スクスクと育ってます
愛してますから
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